平成27年1月30日、名古屋高裁民事部と中部弁護士会連合会との懇談会がありました。
金沢地方裁判所で行われました。
副会長の仕事として出席しました。
民事の控訴審は、一般的に
①第1回目の裁判ですぐに結審(終了)します。
②その後、和解の話になります。
③和解ができなければ判決になります。
というような流れになります。
一般の方は、なかなかこのことを知らないと思います。
今回の懇談会では、1回結審→逆転判決という流れの問題点が話し合われました。
第1審で勝訴したのに反論の機会もなく控訴審で敗訴すると、敗訴側に大きな不満が残るからです。
このことから言えることは、控訴審が1回目の裁判で結審しなければ要注意といえます。
控訴審で第1審の判決が変更される可能性があるということです。