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訴訟物の価額
平成26年2月から3月にかけて非常に多忙でした。 体を壊す一歩手前、限界ギリギリまで仕事をしていました。 さて、訴状には、最初の方に「訴訟物の価額」という記載があって金額が書かれています。 離婚訴訟などで「訴訟物の価額」に160万円と書かれていることがあります。 これを見て・・・
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反論文作成の準備方法
民事裁判において、相手の「訴状」「答弁書」「準備書面」等に反論していくには、ご依頼者のご協力が不可欠です。 反論文の作成は、当然、何度も打ち合わせをして行いますが、その前に、ご依頼者に次の準備をしていただきますと、弁護士はより効率的に反論文を作成することができます。 何卒、・・・
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訴状を裁判所に提出した後の流れ
「訴状を裁判所に提出したら、その後どうなるのか」とよく質問されます。 そこで、私が経験する富山の裁判所での一般的な流れをご説明します。 1 訴状を裁判所に提出します。 ↓ 10日前後(難しい訴状だともう少し時間がかかります) ・・・
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文書の作成方法
過去の文書を裁判の証拠にすることはよくあります。 しかし、作成方法が悪いため、 ・ 証拠として使用できない。 ・ 証拠としての価値がない。 というものがあります。 そこで、最低でも、次のことを守ってください。 ① 作成日を入れる。 ② 作成者の名・・・
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弁護士の仕事
テレビドラマ等では、弁護士の仕事は、法廷でのやりとりや現地調査がほとんどのように見えます。 しかし、弁護士の仕事の5割以上は、事務所で書面を作成することに費やされています。 A4用紙1枚の文書を作成するだけでも、1~2時間かかることもあります。 ですので、平日・・・
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お受けできないご依頼
お受けできないご依頼については「よくある質問」の中で記載しています。 次のようなケースのご依頼の場合もお受けできません。 ・ 相手を威圧するために、弁護士名で手紙を送ってほしい。 ・ 私の言い分をそのまま記載して、弁護士名で手紙を送っ・・・
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昭和55年12月31日以前の相続
年配の方の「相続」の相談を受けていると、次のような事案に遭遇することがあります。 「実家の不動産の登記は、亡くなった父の名義のままになっている。 父は、昭和53年×月×日に亡くなっている。」 このような事案では注意しなければならないことがあります。 それは、現・・・
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不貞行為の慰謝料
不貞行為の慰謝料の相場について、よく質問されます。 私は、普通の人だったら100~300万円の範囲が相場ではないか、と答えています。 これについては、私は、裁判官が書いた次の論文を参考にしています。 安西二郎「不貞慰謝料請求事件に関する実務上の諸・・・
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不動産売却の仕事
弁護士には、職務上、不動産を売却しなければならない仕事があります。 例えば、破産管財人として破産者の不動産を売却すること、があります。 この場合、不動産を売却できなければ「放棄」をして、職務を終了させることができます。 次に、相続財産管理人として被相続人の不動・・・
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「日時」の思い出し方
以前、弁護士に相談する前に「時系列表」を作成すると良い、と書きました。 しかし、過去の出来事を思い出すのはなかなか大変です。 特に、ある「出来事」が「いつ」起きたのか、を思い出すことは大変です。 そこで、「いつ」起きたのかを思い出すた・・・